CSR・環境
オムロングループのCSR
オムロングループが取り組んできたCSR活動をマネジメント、社会、環境の側面からご紹介します。
▶︎ https://sustainability.omron.com/jp
当社におけるCSR・コンプライアンス
当社グループにおけるCSR・コンプライアンス活動をご紹介します。
各種方針
CSR・コンプライアンスを実践するために、品質・環境・情報セキュリティについて方針を掲げ活動をしています。
安全・安心・快適な社会を創り・守り・支えるため、
【解説】
■ 「安全」とは、サービス・製品・システムが関わって生じる危険防止対策が十分になされ客観的に危険が無い状態のことである。
■ 「安心」とは、顧客満足を安定的に実現するための仕組みが守られており、いつでも説明責任が果たせる状態のことである。
■ 「快適」とは、事業を通じて社会的課題が解決され、人が輝くより豊かな状態のことである。
■ 「創り・守り・支える」とは、ソリューション提案から設計・保守・運用までをフルサポートし、顧客課題にワンストップで応えることである。
■ 「技術と心」とは、営業、設計・開発、施工工事、運営監視、保守・サポート、物流・リペア、管理業務などの技術スキルに加え、品質意識、プロ意識、思いやりなどのマインドを併せ持つことである。
■ 「満足と信頼」を得られるとは、事業を通じて社会的課題の解決に取組み、必要とされる企業であり続けることである。
オムロングループでは、環境マネジメントシステムをグローバルマルチサイト化(グループ会社が一つの環境マネジメントシステムの中で環境活動を進めていく仕組)に移行することになりました。オムロン フィールドエンジニアリンググループもその一員として2009年度に移行を完了し、活動しています。
取り組むべき重要な環境問題
1.温室効果ガス排出量の削減
オムロンは、カーボンニュートラル社会の実現に向け、気候変動による生態系および人間社会に対する深刻な影響の拡大を抑止するため、「脱炭素に向けた製品・サービスの提供」、「エネルギー効率の改善」、「再生可能エネルギーの使用拡大」などによりバリューチェーンにおける温室効果ガス排出量の削減に取り組みます。
2.循環経済への移行
オムロンは、資源枯渇や環境破壊の問題を解決するため、「ビジネスモデルの変革」、「製品寿命の延⾧」、「回収・リサイクルの拡大」、「循環型の原材料調達」、「再資源化率の最大化」などにより循環経済への移行に取り組みます。
3.自然との共生
オムロンは、将来世代を含めた人類の健康で文化的な活動機会を守っていくため、「汚染の予防」、「適正な化学物質の管理」、「水資源の有効活用」、「生物多様性の保全」、「持続可能性に配慮した責任ある調達」などにより自然との共生に取り組みます。
行動指針
1.責任遂行のためのガバナンス
オムロンは、グローバルに環境マネジメント体制を構築し、継続的な改善を実施します。バリューチェーンを俯瞰した責任体制としては、社⾧CEOから権限委譲されたグローバル人財総務本部⾧、グローバル購買・品質・物流本部⾧、各事業部門⾧がそれぞれ責任を持って環境への対応を推進します。環境に関する重要な事項については、取締役会で決定します。決定された事項の執行状況を社⾧CEOが取締役会に報告し、取締役会が監視・監督します。
2.法的及びその他の要求事項の順守
オムロンは、法的要求事項の順守はもとより、国際社会の課題を捉え自律的に行動します。またM&Aなどによる事業拡大の際は潜在的な環境リスクを把握し適正に対応するためデューディリジェンスを実施します。
3.ステークホルダーとの協業による製品・サービスの提供
オムロンは、重要な環境課題の解決に向けて、様々なステークホルダーと協働し、持続可能な社会の実現に貢献する製品・サービスを提供します。
4.ステークホルダーとの対話と情報開示
オムロンは、顧客や投資家、サプライヤーを始めとする様々なステークホルダーとの対話を重視します。また、TCFD提言などの国際的な情報開示基準に則った定期的な開示を進めます。
5.環境意識の向上
オムロンは、適切な教育や研修などを実施することで環境意識を向上し、すべての役員・社員が環境課題解決に取り組みます。
6.環境方針の策定プロセスと見直し
オムロン株式会社は、取締役会にて本方針を決議しました。社会動向や事業環境に応じて変化する環境課題に対応できるよう、定期的に方針内容を見直し、改定を行います。
当社は、公共性の高いフィールドサービスを通じて、お客様に「安心」と「安全」を提供し続けるとともに、企業の社会的責任を果たすため、本情報セキュリティ基本方針(以下、基本方針という)に基づき、情報セキュリティ体制を確立します。
1.情報の保護
情報セキュリティに関する法規制、契約上の要求事項等の社会的規範を遵守するとと もに、情報の取り扱いに関する会社規定を定め、お客様および当社で保有する情報の不正アクセス、漏えい、紛失、改ざんおよび破壊等、情報セキュリティ上の事件・事故発生の未然防止に努めます。
2.実施状況の点検
定期的に情報セキュリティの実施状況を点検し、すべての従業員が、本基本方針および会社規定等を遵守していることを確認します。
3.情報セキュリティ活動の継続的な改善
市場および環境の変化に対応して、全社の情報セキュリティ活動の適切性、妥当性、有効性を評価し、継続的な改善に努めます。
4.情報セキュリティ意識の向上
委託先を含むすべての従業員に対して、その職務に応じた責任を明確にするとともに、必要な情報セキュリティ教育を継続的に実施し、情報セキュリティ意識の向上を図ります。
CSR・コンプライアンス教育
オムロンでは、企業理念の中の「経営指針」に示したCSRの基本的な考え方を、全グループの一人ひとりが着実に実践していくために、2006年度に「CSR行動ガイドライン」を制定しました。このCSR行動ガイドラインに基づき、コンプライアンス意識の向上をめざした教育研修を実施しています。
管理監督職 | 毎年、CSR・コンプライアンス研修を実施。 (CSR全般、下請取引、建設業法、情報セキュリティ、独占禁止法、派遣と請負、安全衛生、産業廃棄物など) |
全社員教育 | 毎年、集合教育やe-learningなどで啓発を実施。 ・企業倫理教育(毎年10月、オムロングループ企業倫理月間の取組み) ・人権啓発(毎年12月の人権月間に合わせて実施) ・情報セキュリティ教育 ほか |
「話し込み」毎月実施 | 全国に配備する拠点において、人や部署による様々な価値観を共有し、 風通しのよい職場風土をつくることを目的に、各職場・事業における具体的な 事実や事象を題材に、CSRおよびコンプライアンスの観点で職場討議を毎月実施。 |
その他 | ・交通安全教育 ・金銭管理啓発(隔年実施) ・普通救命救急講習、AED講習 ・メンタルヘルス勉強会 ほか |
CSR活動事例
よりよい地域社会づくりを目的に、当社の事業や業務を活かして、各拠点で自主的に取り組んでいる活動をご紹介します。
今回の大震災では東北・北関東を中心に、当社が保守サービスを提供しているお客さまの機器・システムにも甚大な被害が出ました。当社では社会インフラの保守サービスを担う責務を全うすべく、交通信号機、ATM、駐車場機器などの被害状況の調査、一次復旧作業、撤去作業などに従事しました。一日も早い被災地の復興のために仕事を通じてお役立ちできることに、皆が誇りをもって活動しています。
● 交通関連事業
被災したエリアが沿岸部を中心に広範囲にわたり、信号機などのインフラが至る所で損壊していました。このため早急に損壊状況を確認し、復旧できるところは迅速に復旧作業を行いました。
● 金融事業
金融機関においては、ATMの保全が急務でしたが、お客さま自身の手で簡単に対処できるものではなく、カスタマーエンジニアが現地で直接作業を行う必要がありました。津波による機械の損壊が多数発生したため、水や泥に浸かった機械への対応を中心に行いました。
●「ひったくり防止」活動
銀行等のメンテナンス作業に使用する工具カバンに「ひったくりにご用心!」と記載した自社作製の啓発ステッカーを貼付し、従業員の現場移動時や作業時等に市民に被害防止を呼び掛けました。
●「振り込め詐欺防犯パトロール」活動
お客様と地域警察へご提案して、社会問題となっている振り込め詐欺の防止に向けパトロールを開始。社有車にステッカーを貼付けた啓蒙活動、保守作業中に被害に遭われている方がいないか注意をして、振り込め詐欺防止に努めています。
●「AED普及」活動
迅速・適切な応急手当の普及に向け、ビル管理会社へ提案し、ビル入居者を対象にAEDの講習会を実施。オムロン製AEDを用いて使用方法などを習得していただきました。
●「交通安全啓発」活動
迅速・適切な応急手当の普及に向け、ビル管理会社へ提案し、ビル入居者を対象にAEDの講習会を実施。オムロン製AEDを用いて使用方法などを習得していただきました。
Founder’s Day社会貢献活動(旧称:オムロンデー)、その他地域貢献活動
(左から)施設清掃・訪問、施設の床清掃、施設の草むしり、北陸 千枚田田植え